COLUMN
2023.10.01
自律神経と体力メンテナンス:誰でもできる、体からのアプローチで自律神経を整える方法!
どんなに休んでも
疲れが取れなかったり
やる気ができなったり
風邪を引きやすかったり
こんな状態にドキッとする方はいらっしゃいませんか!?
もしかすると自律神経が乱れが生じているかもしれません。
今日は全ての方に知ってほしい自律神経のお話です。
自律神経って何ですか?
自律神経とは、私たちの無意識下で働いていて、循環や脈拍、呼吸、体温、消化や免疫、ホルモンなど、生命維持に関わるすべての働きを支配し、私達のからだを作っている細胞を調整している神経です。
自律神経には、2種類あり、車のアクセルのような働きをする交感神経(頑張る神経)と、車のブレーキのような働きをする副交感神経(リラックスする神経)から成り立っています。これら2つの神経がバランスよく働くことで、私達の体は健やかさを保っています。
そしてこの時の最も大切なポイント!
それは、一方の神経が優位になっている時はもう一方の神経は抑えられており、自律神経はこうした絶妙かつ独特のバランスで機能しているということです。この2つの神経の働きはよく「シーソーのようだ」と例えられることもありますが、この二つの神経がバランスよく働くことで、私達は心も体も元気に過ごすことができているのです。
現代人が注目したい自律神経の乱れ
ここでは、忙しい現代人に特に注目してほしい自律神経の乱れについて触れておきますが、現代人にとても多くなっている自律神経の乱れの特徴は、交感神経が優位になりすぎ、副交感神経の機能が低下しているということです。
これは多くの人が何かと神経を使い、脳を常に酷使している日常が影響しているのですが、それと同時に加齢の特徴として、男性は30代から、女性は40代から副交感神経の働きが低下するということも関与しています。
いずれにせよ、交感神経が優位になりすぎ、副交感神経との切り替えがうまくいかずに自律神経の乱れが生じているという方は決して珍しくありません。
心と体は繋がっている。日常でよく聞くことかと思いますが、自律神経は心と体を繋げているものであり、交感神経が優位になると、心拍数が増えたり、血圧が高くなったり、呼吸が浅くなったり、筋肉が過剰に緊張したり…、日常的にあらゆる緊張を生じ続けており、結果、それが肩こりや腰痛になったり、めまいや頭痛が生じたり、深刻な場合には、高血圧や不整脈、脳卒中や狭心症などの病気への原因にもなってしまいます。
気力が沸かない
常に心配事がある
不安が強い
心が消耗している
こうした心の状態は交感神経を優位にさせて体の内側にも変化を起こしているということ。
これが意外に知られておらず、肩こりや頭痛は単なる疲れと見過ごされて、自律神経の乱れが関与していることに気付いていない方が沢山いるというのが現状ではないでしょうか。
現代人にとって過剰になりがちな交感神経の働きを抑え、副交感神経への切り替えをスムーズにできる体にしていくことが、病気を予防し、疲れない身体、ストレスに強い身体にし、頑張りたい時に頑張れ、休みたい時に休めるといった、心身ともに楽な体をつくりだします。
自律神経のケアを学び、実践する価値と未来
自律神経のバランスがいい人は、心も体もエネルギッシュで、見た目も若々しいと言われていますが、「自律神経を乱れないようにする」というよりは、「乱れたとしてもいつでもリカバリーできる体」へと自分が調整できるようになれば、自然と健やかな心身、心地よい生活を自分で作っていけるものです。
こうした自律神経のケアを体からのアプローチ、もっと具体的に言えば、「身体を動かすことを通して体力メンテナンスしていくこと」を体力メンテナンス協会ではお伝えしています。
心と体が繋がる仕組みを知り、体の不調だけでなく、精神的な不調まで自分でケアできるという方法を知ることは、生きる上で大きな財産になります。
いま、自律神経の乱れを感じなんとかしたいと思っている方や、本気で体調をより良くしたい方は、迷わずレッスンにきてください。自律神経を含めた心と体の仕組みをお伝えし、自分にあった知識やケアを知ることで、皆さんの日常に自然と軽やかになり、自然と活力が湧くようになり、心身共に健やかな自分が当たり前の日常を送れるようになっていきます。体を動かして、心をケアする。この価値と喜びを、より多くの方に体感してほしいと願っています。