COLUMN
2016.08.31
産後に身体を作り変える!産後に骨盤矯正がおススメな理由
出産したら、なるべく早く妊娠前の体重・体型に戻りたい!
ほとんどの方は、そう思いますよね。
でも、今までつかなかったような場所にお肉がつき、筋肉が落ちてなんだかプヨプヨした身体になってしまった・・・
これを元に戻すには、どうしたらいいの?
赤ちゃんを産んだ代償として、あきらめるしかないのかな?
そうやって、不安に感じている方も多いのではないのでしょうか。
いいえ、あきらめる必要なんてありません。
実は、産後こそ、身体を作り変えて理想の体型に近づく最大のチャンスなんです!
産後の骨盤矯正は、身体を作り変えるためにとても重要なプロセスの1つです。
今日は、産後の骨盤矯正がなぜ効果的なのか、いつ始めるのがよいのか、どんな方法があるのかをご紹介します。
産後の骨盤はどうして歪みやすいの?
産後は骨盤が歪みやすいと言われますが、出産の数時間で一気に骨盤が歪むわけではありません。
妊娠中から、骨盤が歪みやすい状況が重なり、歪みが蓄積されているのです。
妊娠時には、関節を緩めるホルモンが大量に分泌され、骨盤も緩みます。
緩んだ状態は、ただでさえ歪みが出やすい状態。
そこへ、お腹が大きくなって姿勢が崩れたり、骨盤周りの筋力が低下することによって、歪みが大きくなっていきます。
さらに、出産時には、産道が広がり、それに従って骨盤も大きく開きます。
歪み、開いた骨盤。
緩むホルモンが出たのだから、今度は締めるホルモンが出ればいいのですが、あいにくそんなホルモンはありません。
そのため、「しめろ、しめろ」という意識が働きがちで、とにかく産後は骨盤ベルトなどを使って骨盤をしめなくては!と考える女性が多いようですが、歪んだまましめるのは、決して身体にとっていいことではないんですね。
まず、ゆるんだ関節の代わりに身体を支えようとして凝り固まった筋肉をほぐし、歪みを整えてから、しめる。
この順番が、大切になってくるのです。
歪んだままだとどうなるの?
では、骨盤が歪むと何が起こるのでしょうか。
骨盤のゆがみによる弊害は、全身に影響を及ぼします。
肩こり、腰痛、頭痛、股関節痛、むくみ、冷え性、生理痛、不妊、子宮脱など、様々な不調を引き起こすだけでなく、基礎代謝が落ちて痩せにくい体質になってしまったり、自律神経が乱れて心の健康に影響が出てしまうこともあるのです。
骨盤が歪んだままの状態で放っておくことは、大きな危険をはらんでいます。
産後の骨盤矯正で身体が作り変えられるって、ホント?
産後は、妊娠前よりポッチャリ、ドッシリしたいわゆるオバサン体型になってしまう、と思っている方も多いのではないでしょうか。
「産後体型」なんて言葉が存在すること自体、産後に対するマイナスのイメージが定着していることがうかがえますよね。
確かに、放っておけば、そうなってしまう可能性は低くありません。
しかし、適切な産後のケア、とりわけ骨盤を整えることによって、実は妊娠前よりも、さらに理想に近い体重・体型を手に入れることも夢ではないのです!
妊娠中に緩んだ骨盤は、人生の他のどの時期よりも、組み直し、整えやすい状態にあります。
今まで蓄積されてきた身体にとってよくないクセをリセットすることができる、またとないチャンスでもあるのです。
この時期に骨盤をしっかり整えてあげることができれば、常にベストパフォーマンスを発揮できる身体に生まれ変わることも不可能ではありません。
産後はピンチではなく、チャンスの時期なのです!
産後の骨盤矯正はいつから始めるのがいいの?
とは言っても、産んですぐ骨盤矯正を始めるのがいいというわけではありません。
産後1ヵ月は、出産によるダメージから身体を回復させるために、とにかく休む時期。
出産の影響がまだ残っているこの時期に、無理に身体を動かしたり締め付けたりするのは厳禁です。
まずは1ヵ月しっかり身体を休めて、1ヵ月検診で医師の許可が出てから、徐々に骨盤のケアを始めましょう。
骨盤を整えるにはどうしたらいいの?
産後の骨盤矯正は、プロの手に委ねるのがやはり一番です。
産後骨盤矯正を手掛ける整体や整骨院などに、定期的に通うことをお勧めします。
しかし、子育てしながら整体に通うのはとてもハードルが高いもの。
子連れで通える整体が近くにあればいいですが、そう上手くはなかなかいきませんよね。
体力メンテナンス協会のインストラクターが全国各地で開講している産後トータルケアクラスでは、ご自宅で簡単にできる骨盤のセルフケアの方法もお伝えしています。
また、認定骨盤補正師による骨盤補正の施術も、各地で受けることができます。
トータルケアクラスは全て子連れで受講していただけますし、骨盤補正についても、各骨盤補正師にお子様同伴についてご相談いただけます。
骨盤矯正で最も大事なポイントは?
たとえ整体に通って骨盤をしっかり整えても、その位置をキープすることができる筋肉がついていなければ、歪んだ姿勢で生活しているだけですぐに元の状態に戻ってしまいます。
普段から姿勢を整えて生活するように心がけ、身体を動かして、しっかりと筋肉をつけてあげましょう。
体力メンテナンス協会では、凝り固まった筋肉をほぐし、骨盤を整え、その位置をキープする筋肉をつけるプロセスを同時に全て行える運動として、バランスボールによるバウンス(弾む)運動をお勧めしています。
産後は育児で手一杯で、自分の身体は二の次、三の次になってしまいがちですが、せっかくのチャンスを逃さず、理想の自分に近づくために、自分の身体を整えることに意識を向けてみましょう!